今回は東京大学で開催されている新ミスター東大コンテストに参加してきたので、参加から大会までの流れをメモしておこうと思います。
新ミスター東大コンテストとは?
近年、雰囲気等を評価するミスターコンテストが様々な大学で広く開催されています。
東京大学では、元々学内でのフィットネスの大会として、ミスター東大コンテストが伝統的に開催されて来たようです。
しかしながら、企業が絡むミスターコンテストが東大でも開催される様になり、学内でミスター東大コンテストが2つ存在することとなりました。
そこで、伝統的なフィットネスのミスター東大コンテストを新ミスター東大コンテストと名前を改めて開催している様です。
具体的に何を競うコンテストかと言うと、東大で最もカッコいい身体を決めるためのミスター東大コンテストとなります。
ミスター東大に参加した経緯
私は普段運動している都合上、ジムでボディービルダーの友人等が出来ました。
そこで、ミスター東大の話が出て、参加してみては?みたいな流れになりました。
その後、本郷のジムでは撮影が禁止なので、駒場のジムでフォームなどの動画を撮影していたところ、学内の多くの方にYoutubeを認知されており話掛けられました。
そこで、友人にミスター東大に参加を勧められた話をしたところ、是非参加してください!みたいな流れで、参加に前向きになり出場が決定しました。
傾向と対策
まず私が感じたことは、サイズが足りないと言う現実でした。
自分の体重が64kg程度に対し、80kgはありそうな方が何人かいました。
普段は主に腱や筋肉の収縮力を強化するためのウエイトトレーニングを行っていますが、今回はボディビル向けのバルクアップするトレーニングを1カ月試すことにしました。
理論的には、ハイレップのトレーニングで筋肉がパンプアップした状態にし、体水分を増加させた状態でタンパク質を接種することで筋肉量が増加するはずです。
これらの条件を満たすアプローチとして、食事面では筋肉に貯水する作用のあるクレアチンを1日2~3g程度接種し、普通の食事に加え、サラダチキンや魚肉ソーセージなどを食事の合間に食べることにしました。
この間食により、血中のアミノ酸濃度が高い状態を長く維持することが可能となり、トレーニング効果を高めることが出来ます。
ミスター東大用のトレーニング
バルクアップがメインで、具体的なトレーニングメニューは以下の様になります。
- ベンチプレス : 60kg x 10回 x 10set
- 懸垂 : 10回 x 10set
- スクワット : 60kg x 10回 x 10set
- 20kgのバーでアームカール
今まで自分が行ってきた高重量低回数のトレーニングから一転して、低重量公開数のトレーニングを4週間程度試してみる事にしました。
まず、ベンチプレスについてはナローグリップで20~30rep程度出来る重量が効率よくパンプアップできる様ですが、自分の筋肉の特徴として持久力が低いので、確実にトータル100回こなせるように10repを10set行う様にしました。
本当なら30repx2、20repx2の様に設定したかったのですが、最初に30repやってしまうと後半に持たない可能性を危惧しました。
そこで、実際に上記の様なベンチプレスを行ってみたところ、50回くらいこなすと比較的疲労は少なくパンプした感覚があり、70回くらいから腕が重く感じて辛くなり、後半の10rep x 3setが本質的なトレーニングになっている感じがしました。
終盤になると、5~6回挙げると、腕が上がらず、自動的に効かせるトレーニングにシフトすることが分かりました。
それゆえ、この腕が上がりにくい状態でテンポ良くバーを上げるのが重要だと感じました。
次に、ベンチで肩や腕が疲労している状態で懸垂を行います。
最初は大円筋狙いでマッスルアップと言う懸垂をナローグリップで行い、上がらなくなってきたらワイドグリップで広背筋に効く懸垂に切り替えます。
そして、フルスクワットは殆ど休み無しでもこなせました。
100kgの重量でも良かったかもしれません。
最後に、自分の弱点が二頭筋のサイズだと考えていたので、腕が上がらなくなるまでアームカールを行いました。
以上のメニューを60分以内で行いました。
食事について
食事は日常の延長線上程度の工夫しか行いませんでした。
寒い時期なので鍋物、炒め物を中心に自炊をしていました。
価格が安い豚肉と鍋用の野菜セットを購入すると煮込むだけで鍋が作れて時短できます。
また、血中のタンパク質濃度を保つために、一日200円程度のコストの間食を取りました。
体脂肪率を下げるコツ
基本は運動量の確保が重要だと思います。
私は往復4km先に走って買い物に行ったり、出先で軽く走って移動したりと、日常の中で1日5~10km程度走る習慣があります。
結果的に、この走る習慣とウエイトトレーニング、そして週に2回のダッシュや様々なスポーツで遊ぶ習慣によって体脂肪率4%台をキープしていると考えられます。
ジョギングに関してはスマホアプリの利用によって消費カロリーの目安が分かるので便利だと思います。
コンテスト前のピーキング
なるべく日常生活でキープしている状態でコンテストに参加しようと考えていたのですが、本番2日前にやはり何かした方がいいかなと思い、軽くピーキングを行う事にしました。
まず、直前の2日はいつもより多めのジョギングを行いました。
特に前日は35km程度の距離を走り、汗をかくことで塩と水を多く抜きました。
そして、当日の朝に1時間程度風呂に入ることで、ピーキングを終えました。
前提条件として、クレアチンの作用で十分な水分量を確保していたので、特に健康被害は起こりませんでした。
コンテスト前のアップ
正直何をすればいいかわからなかったので、とりあえず60kgのベンチプレスを30rep、10rep x 2を行いましたが、疲れただけでいつもの様なパンプ感はありませんでした。
もう少しじっくり行った方が良かったかもしれません。
次に、懸垂を20rep x 2、10repを、スクワット30repといつもの練習の縮小版をこなしてからポーズの確認を行いました。
本番では8種類のポージングを行なうのですが、私は肩が上がってしまいダブルバイセップス系の広背筋を広げる力の入れ方が苦手だったので、そこら辺を重点的に確認しました。
コンテスト本番
観客席は満員で立ち見の客もいました。
まさかこれほどの盛況とは……と正直驚きを隠せませんでした。
そして、試技が始まりポージングを行なうと、頭の血管に血が上るような感覚で気絶しそうな苦痛が感じられました。
心の余裕がありませんでしたね。
結果としては、ミスター東大総合4位と、最も絞れている人が貰えるベストデフィニッション賞と言う部門賞を受賞しました。
まとめ
4週間ボディビルのトレーニングを試してみたところ、筋量を2kg以上増加に成功し、仕上がり66.5kg体脂肪率4.7%程度の状態になった。
実際にミスター東大コンテストに参加したところ総合4位とベストデフィニッション賞を受賞した。
非常に有益な時間を過ごしました。
来年も是非と言われましたが検討中です。
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